写真: Snickeringshadow / Public domain / Wikimedia Commons · トリミングあり
乳香の土地
Land of Frankincense
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時間の物差し
前3000年起点 前400年現在
成り立ち
乳香の土地は、オマーン南部ドファール地方の4つの遺跡からなる。ワディ・ダウカでは乳香の木ボスウェリア・サクラが今も育ち、樹脂が採られている。乳香の交易はこの地で何世紀にもわたって栄え、内陸の隊商の拠点シスルと、海の港ホール・ルーリ、バリードがそれを支えた。3つの遺跡はいずれも堅固な防備をもっていた。
ホール・ルーリはサラーラの東約40kmの丘の上にあり、古典文献のモスカ・リメンにあたる。紀元前4世紀から紀元後5世紀まで使われた。町はスムフラムと呼ばれ、碑文によれば王の主導で築かれ、ハドラマウト王国からの移住者が住んだ。乳香の産地を押さえることがその目的の一つだったとみられる。
バリードは8〜16世紀に栄えた港で、明の中国などからの出土品が「海のシルクロード」の港だったことを示す。13世紀に何度も攻められ、15世紀末にはポルトガルなどヨーロッパ勢がもたらした交易の変化が衰退を決定づけた。内陸のシスルは水を得られるオアシスで、隊商の中継地だった。2000年に世界遺産に登録された。
データ:Wikidata(CC0)。写真:Wikimedia Commons(各写真のライセンスに従う)。試作版のため、誤りを含む可能性があります。改善のため、利用状況を匿名で計測しています(PostHog・EU)。