アペニン山脈北部の蒸発岩のカルスト・洞窟群
Evaporitic Karst and Caves of Northern Apennines
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時間の物差し
前3000年起点 1648年現在
成り立ち
北アペニン山脈のエミリア=ロマーニャ州には、石膏などの蒸発岩が溶けてできたカルスト地形が広がる。蒸発岩は約2億年前の三畳紀と、約600万年前のメッシニアン塩分危機の時期に堆積し、今の洞窟系は過去およそ50万年のあいだに形づくられた。9つの構成資産の狭い範囲に900を超える洞窟があり、総延長は100kmを超え、深さは地表から265mに達する。
人の利用は古く、約2000年前のローマ人は一部の洞窟から透明な結晶を切り出し、ガラスの代わりに窓にはめた。学術的な研究は16世紀に始まり、世界で最初に、そして最もよく研究された蒸発岩カルストとされる。ボローニャのウリッセ・アルドロヴァンディは、1648年刊の『金属博物誌』で市の近くの洞窟の鍾乳石を記述して図に描いた。1872年にはジュゼッペ・スカラベッリがヴェーナ・デル・ジェッソのレ・ティベリオ洞窟を測量し、イタリアで最初の石膏洞窟の測量図を発表した。
スピポラ=アックアフレッダ=プレテ・サント洞窟系は11.5kmに及ぶ。2023年に世界遺産に登録されたが、レ・ティベリオ洞窟の近くで続くモンテ・トンド採石場は、この遺産への主な脅威とされている。
データ:Wikidata(CC0)。写真:Wikimedia Commons(各写真のライセンスに従う)。試作版のため、誤りを含む可能性があります。改善のため、利用状況を匿名で計測しています(PostHog・EU)。