ウッド・バッファロー国立公園
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成り立ち
アサバスカ川、ピース川、スレーブ川が出会うこの地には最終氷期の終わりから人が住み、何千年もカヌーの交易路として行き来されてきた。記録に残る時代には、デネ・ザー、チペワイアン、南スレイビー、ウッズ・クリーの人々が暮らした。やがて毛皮商人が来て、1788年には今の公園のすぐ東にフォート・チペワイアン、西にフォート・バーミリオンの交易所ができた。1899年6月21日にはこの地域の先住民と第8条約が結ばれ、土地の多くが国有地となった。
国立公園は1922年、この土地に、当時1500〜2000頭いた放し飼いの森林バイソンの世界最大の群れを守るためにつくられた。1925〜1928年、政府は生物学者の反対を押し切り、バッファロー国立公園から平原バイソン約6700頭をここへ移した。平原バイソンは森林バイソンと交雑して牛結核とブルセラ症を持ち込み、公園はその後も被害を取り除こうと対策を続けている。1957年にはナイアリング川の近くで比較的純粋な森林バイソン約200頭の群れが見つかり、1965年にそのうち23頭がエルク・アイランド国立公園に移された。
広さは4万4000km²を超えてスイスより大きく、カナダ最大の国立公園である。世界有数の淡水デルタであるピース・アサバスカ・デルタの大半を含み、絶滅危惧種アメリカシロヅルの営巣地でもあり、1983年に世界遺産に登録された。2007年には衛星画像で、園内に長さ約850mという世界最大のビーバーのダムが見つかった。2019年、ユネスコは水質の悪化などに懸念を示し、カナダ政府は保全のための行動計画に予算をつけた。
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