写真: 「Derwent Water, Lake District, Cumbria - June 2009」User:Diliff / CC BY-SA 3.0 / Wikimedia Commons · トリミングあり
湖水地方
Lake District
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時間の物差し
前3000年起点 1951年現在
成り立ち
湖水地方はイングランド北西部の山がちな地域で、世界遺産の範囲は約2292km²に及ぶ。繰り返す氷河が谷を削って細長い湖を残し、ハードウィック種など在来の羊を共有の高地で放牧する暮らしが景観をつくってきた。1724年、作家ダニエル・デフォーは、この地方のウェストモーランドを、イングランドとウェールズで通った中で最も荒涼として恐ろしい土地だと書いた。
18世紀末、大陸での戦争で国外への旅が難しくなると、旅行者がこの地方を訪れ始めた。1778年にトマス・ウェストが出した『湖水地方案内』は、景色を眺めるための「ステーション」を示した。この地方で生まれた詩人ウィリアム・ワーズワースは1810年に自らの案内書を出し、1835年の第5版がその決定版とされる。
1895年、湖水地方の牧師ハードウィック・ローンズリーは、オクタヴィア・ヒル、ロバート・ハンターとナショナル・トラストを設立した。1905年に絵本の収入とおばの遺産でヒル・トップ農場を買った作家ビアトリクス・ポターはハードウィック種の羊を育て、1943年に亡くなるとき約16km²の土地と16の農場をトラストに遺した。一帯は1951年5月9日に国立公園となり、2017年に世界遺産に登録された。今では国立公園の土地のおよそ4分の1をナショナル・トラストが所有している。
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