写真: NASA: JPL / Public domain / Wikimedia Commons · トリミングあり
クックの初期農業遺跡
Kuk Swamp
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時間の物差し
前3000年起点 前5000年現在
成り立ち
クックの初期農業遺跡は、パプアニューギニアの西部高地、標高約1500mに広がる116haの湿地である。州都マウントハーゲンの北東12〜13kmのワギ谷にあり、今はメルパ語を話すカウェルカの人々が暮らしている。
発掘によって、この湿地がおよそ7000年、ことによると1万年にわたって、ほぼ途切れずに干拓され耕されてきたことが分かった。約6500年前には植物の採集から農耕への移行が起きた。湿地の縁に盛り土をして作物を植えるやり方から、木の道具で溝を掘って湿地の水を抜くやり方へと農法は移っていった。耕作地からは6900〜6400年前のバナナとサトウキビの栽培の跡も見つかっている。
クックは、考古学の証拠から農業が独自に生まれたと考えられる世界でも数少ない場所の一つである。発掘は中核地域のごく一部にとどまり、いまの耕作も伝統的なやり方の延長で遺構を傷つけていない。2008年に世界遺産に登録された。
データ:Wikidata(CC0)。写真:Wikimedia Commons(各写真のライセンスに従う)。試作版のため、誤りを含む可能性があります。改善のため、利用状況を匿名で計測しています(PostHog・EU)。