クルエーン/ランゲル=セント・イライアス/グレイシャー・ベイ/タッチェンシニー=アルセク
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成り立ち
カナダのユーコン準州とブリティッシュコロンビア州、アメリカのアラスカ州にまたがるこの遺産は、極地以外で世界最大の氷原と、世界でも有数の大きく長い氷河を含む。カナダ最高峰で北アメリカ第2の高峰ローガン山(5959m)や、世界最大の山麓氷河マラスピナ氷河もこの中にある。グレーシャー湾では公園のすぐ外で約1万年前に遡る人の暮らしの跡が見つかっており、園内にはトリンギットの人々の祖先の土地が2つある。
1794年、グレーシャー湾はほぼ全体が1本の巨大な潮水氷河に覆われていた。1879年にナチュラリストのジョン・ミューアが訪れたとき、氷は湾の奥へ約77km後退しており、1916年には湾口から約105kmの地点まで退いた。これは記録に残る最も速い氷河の後退である。ミューアの文章に引かれた生態学者ウィリアム・スキナー・クーパーが保護を働きかけ、1925年2月26日、カルビン・クーリッジ大統領がグレーシャー湾を国定記念物に指定した。
カナダ側では1972年にクルエーンが国立公園予定地となり、アメリカ側では1978年12月1日にランゲル=セント・イライアスが国定記念物となって、1980年に国立公園になった。世界遺産には1979年に登録され、1992年と1994年に範囲が広がって、983万haを超える世界最大の国境をまたぐ保護区となった。タッチェンシニー=アルセク州立公園は、チャンペーン・アンド・アイシヒク・ファースト・ネーションと協力して管理されている。
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